みるとみえる

世界文学と「わたしの言葉」をこよなく愛する女の子の創作ノート

朝寝坊がデフォルト

いつ起きても朝がつらい。朝というのは、普通、午前7時くらいから9時くらいのことを指すのかもしれないが、わたしはいつも昼の12時くらいに起きるので、この時間が朝である。朝7時から9時は、なぜかわからないけれどいつも体がバキバキで、目がほとんど見えないので、つらすぎて起きられない。

わたしの仮説では、睡眠中に、体のパーツを全部バラバラにしてオーバーホール・リフレッシュをするのだが、朝の7時から9時ではまだそのメンテナンスが終わっていないのだ。色々と断線しているので、手がしびれていたり、目がチカチカしょぼしょぼして、とても使いものにならない。だいたい、10時くらいまで寝ることで、体がひとつの機械としてきちんと動くようになる。それでもまだ眠いので、12時まで寝ると、シュールな夢をひとつかふたつ見ることができ、ああ、今日もよく寝た、となる。

このサイクルは小さい頃からほとんど変わらない。そのため、平日学校に行かなければならないときは地獄だった。大学に入ってからは、基本的に、午前中の授業を取らないようにした。

今思うと、どうやって朝から夜までのフルタイムの仕事をしていたのか謎である。なんという非人間的なチャレンジをしていたのだろう。

こういう生活サイクルで生きていきたいので、作家になりたいと思っていた。昼過ぎまで寝ているというと、ダメなやつだと思われがちだけど、水野敬也さんによると、クリント・イーストウッドもよく寝ていた。夫によると、アインシュタインも1日15時間も寝ていたとか。わたしも完全にそちら側の人間だ。

人生はZOO(ずー)っと楽しい! ―毎日がとことん楽しくなる65の方法

人生はZOO(ずー)っと楽しい! ―毎日がとことん楽しくなる65の方法

 

 

とはいえ、夜眠れないのはそれはそれで悩みだ。ベッドに入っても、あれこれと頭を働かせてしまうし、家族との時間がずれていく。だんだん、昼の12時に起きても「よく寝た」とは思えず、「ああ、まだ神経がつながっていない」と感じる。

夜12時に寝て、朝7時に気持ちよく起きられるような人間だったら、社会への接し方とか、快いと思うものとか、幸福観とか、何かが根本的に違うような気がする。

コーヒーが欠かせなくなってしまった。いま、午後2時半だけど、朝のコーヒーを飲みながら、書いている。わたしが朝早起きする日が来たら、いや復職したら遠からずそうなるんだけど、今日のことを懐かしく思い出してほしい。